国公立大会準決勝

平成24年6月24日 対東京工業大学 於:東京工業大学 テニスコート

  学芸大学 VS 東京工業大学
  5 D1-2 S4-2 4
D1 松澤貴幸・吉村航 5-7,7-6(5),6-4 × 玉利翔・石井湧太
D2 井上靖教・近藤成 × 2-6,6-7(5) 林界・佐藤大
D3 池田勇太・大洞行星 × 0-6,6-1,4-6 藤原瑛右・横藤田敏之
S1 吉村航 6-4,6-4 × 玉利翔
S2 松澤貴幸 6-2,6-0 × 石井湧太
S3 大洞行星 6-3,5-7,6-4 × 林界
S4 近藤成 × 1-6,4-6 佐藤大
S5 池田勇太 1-6,6-4,6-1 × 藤原瑛右
S6 井上靖教 × 2-6,3-6 横藤田敏之

エキシビション

  学芸大学 VS 東京工業大学
  池田勇太・田島明 6-2 × 若林・永沢
  緒方直道 × 5-7 柴切
  安松拓真 × 4-6 山崎
  小村記慧 × 0-6 磯部
  中山尋斗 × 0-6
  田島明 × 3-6 横藤田敏之

戦評

国公立大会準決勝、相手は出場校の中で、去年昇格を果たした唯一の6部校であり、優勝を狙う我々にとって正念場の一戦となりました。

今回は相手コートで試合を行い、学芸と違う砂の多いクレーコートでの試合に苦戦を強いられました。

番手同士が順当に当たったダブルスでは、特に1stセットでの入りに苦しみ、立ち上がりから相手ペースの中でのゲーム展開となりました。あと一歩のタイブレークを制しきれなかったD2、ファイナルにまでもつれ込んだD3とチームの流れに不穏な影が現れましたが、
エース対決となったD1が逆転劇を演じ、切り替えて午後のシングルスへと臨むことができました。

シングルスは、チームとして勝ちにいく、という目標のもと、エース2人同士をぶつけ、他の4人の番手をずらしてのオーダーを組みました。

しかし、S4,S6で相手選手が絶好調のプレイを見せ、早くも相手に4本取られリーチを掛けられるという展開を強いられます。
そんな中、1stは取るものの2ndセットを1-5とアッサリ取られると思われたS3・大洞主将が流石の気合いをみせ、5-5まで詰め寄るも惜しくも奪われ、ファイナルにもつれ込むという泥仕合の様相を呈します。

主将が試合をしている間にエース2人は確実に2本を獲りきり、最後の一本の行方は主将に託されました。

ファイナルセット、2-2で明らかに苦悶の表情を浮かべる大洞主将…。激戦によって筋ケイレンを引き起こしました。
しかし、サーブが打てなくても決して諦めない鉄壁の粘り(かの有名な松下浩二を彷彿とさせるような)をみせ、最後まで相手を苦しませ激戦を制しました。マッチポイントを獲った瞬間、チーム全員が歓喜のあまり走り回り、抱き合うほどの劇的な一戦でした!

最後はチームが一体となって応援し、「勝つ」ということに執念を燃やしていました。その気持ちは、相手を確実に上回っていたと思います。

リーグに向けて、ダブルスの試合の入りが特に課題として見えました。
まずは国公立を絶対に優勝して、チームの勢いをどんどん増していきたいと思います!