リーグ最終戦

平成24年9月18日 対城西大学 於:東京学芸大学 テニスコート

学芸大学 VS 城西大学
6 D2-1 S4-2 3
D1 松澤貴幸・吉村航 6-1,6-1 × 原田一希・久保田桂輔
D2 池田勇太・近藤成 × 2-6,4-6 興津岳彦・小宮山純平
D3 井上靖教・大洞行星 7-5,6-7(7),6-1 × 青曽卓弘・福本宏紀
S1 松澤貴幸 6-3,6-2 × 川崎淳史
S2 井上靖教 6-3,7-6(3) × 青曽卓弘
S3 大洞行星 × 2-6,6-7(1) 興津岳彦
S4 吉村航 6-1,6-2 × 原田一希
S5 池田勇太 6-0,6-1 × 石井康介
S6 近藤成 × 2-6,6-4,2-6 小宮山純平

戦評

勝てば残留、負ければ下入れ替えとなる最終戦。
天気が崩れることが心配されましたが、時には晴れ間ものぞいたり、最後の試合までホームコートで試合を行うことができました。

開幕の3連敗でネックとなったダブルスですが、今回はペアを組み換え、何とか2-1以上をつけにいくオーダーを組みました。
が、相手のD2に池田・近藤ペアが当たってしまうという想定外の事態でした。
そこで大健闘を見せたのは、4年生ペアの井上・大洞組。
主将・副将ペアが、これまでダブルスで勝ちをほとんど挙げられなかった悔しさから立ち直り、
相手を気迫で上回るペアで激戦を演じ、タイブレークを取りきれなくとも、諦めない気持ちで最後は相手を圧倒しての勝利を収めました。
シングルスで3本以上とることに関しては自信のある学芸。良い雰囲気で午後のシングルスに臨めました。

午後のシングルスは、S4の吉村が相手の一番手を圧倒的な差で倒し、またS5の池田は相手の新人を安定したプレーで圧倒し、早々と4本目を挙げました。
S6の近藤も、格上の相手に得意のサーブとボレーで接戦となりましたが、あと一歩のところで及ばず、勝つことはできませんでした。何度もデュースがあった分、本人もかなり悔しそうな様子でした。
S1に松澤が控えており、5本目は確実に取れるもの、という安心感もありましたが
このままでリーグを終わることができない人が2人いました。

ダブルスで大金星を挙げた井上・大洞です。
大洞は、どんどんネットに詰めてくる、というプレイスタイルの相性の悪い相手にタイブレークにまで食らいつきましたが、
ダブルスの疲労と、それ以上にメンタル面での極度の緊張からか、最後はケイレンを起こしてあと一歩及びませんでした。
「ちょっとの差が、大きな結果の差を生む。」と本人も振り返っており、その一歩の差で相手に敗北してしまいました。
横国戦・東大戦では相手に5本目を取られてしまったS2の井上は、持ち味である粘り強い展開を作り、
ひたすら打ち込んでくる相手に粘りつづけ、最後はタイブレークを制しました。
5本取った後でしたが、最後はS1の松澤が相手の奮闘に苦戦しながらもきっちりと勝利をおさめ、
計6-3での勝利となり、5部残留ということで今年のリーグは幕を閉じました。

引退マッチとなった4年生たちの奮闘が印象的な最終戦でした。
松澤・池田・吉村はシングルスは全勝という結果を残しました。特に池田のエースを食いに行くそのプレーからは、学ぶべきところが非常に多くありました。

もし初戦の相手が○○だったら、もしホームで試合ができていれば、などという考えは浮かんでしまいます。しかし、リーグにタラレバはありません。
残留という結果を来年まで受け継ぎ、そして次こそは、次こそは4部昇格という結果に結び付けていくことこそが、新代のもっとも果たすべき目標であると思います。

期待して下さったOB,OGの皆様。本当に、ご支援ありがとうございました。
来年こそは、学芸の昇格を実現して見せます。