どーーーーーーもこんにちは!!
お久しぶりなので改めて、、
『自己紹介させていただきます。
4年A類国語選修、齊俊次と申します。
出身高校は、東京都私立明治学院東村山高等学校です。
今季の抱負は、4年間の活動で得たものを再確認し、悔いなく卒部することができるよう努めることです。』
とまあこんな感じで、テニス部には自己紹介をするときの型みたいなものがあります。
そして、この自己紹介が1年で1番輝く日、それこそが先日行われた
【東京学芸大学硬式庭球部前期総会】
というわけです。
このブログを読んでくださっている皆さんは、高校生でしょうか。それとも他大学の人か、OBOGの方もいらっしゃるのかな?
学芸大テニス部は、いわゆる「体育会」に所属しています。
サークルとの違いはいくつもありますが、その中でも特に大きいのは…
•関東大学テニス連盟に所属していること
•OBOG会との繋がりが強いこと
という2つの点だと(個人的には)思っています。
そして今回紹介する前期総会に関しては、後者に深く関わるものになります。
①総会とはなにか
皆さん、「総会」という言葉に馴染みはありますか?
高校生ならば「生徒総会」、大人の方であれば「株主総会」などに聞き馴染みがあるかもしれません。
つまり「総会」とは、その集団に所属している(それに準ずる関わりがある)人が集まり、何やらお話をする会のことを言うのです。
②学芸大テニス部の総会
で、学芸大テニス部の総会はというと、現役生+顧問の先生+OBOG会で構成されています。
年に2回開催される総会ですが、どちらも午前中に活動報告などを行い、午後には現役vsOBOGの試合を行います。
ここ数年はコロナの影響でオンライン開催でしたが、今年度からは対面での総会が復活しました✨
午前中の総会では、新代が始まってからここまでの取り組みや、リーグに向けた練習の計画、意識の共有を行いました。
また午後の試合では、OBOGの方々との試合を通じて、今の自分に何が足りないのかを、個人としてもチームとしても見つめ直すことができました。
(集合写真と終わった後疲れてる写真)
総会は、準備が大変です。
普段ならテニスばかりしていればいいところ、会場や資料の準備をしたり、日程の調整をしたり、たまにしか会わないOBOGの方々をおもてなししたり。
それは決して嫌なことではありませんが、間違いなく大変なことです。
3年以下は期末にガン被りするし、、、
だからこそ大切なのは、部員1人ひとりがこの総会の日に、どのような意義を見出せるかということです。
「めんどくさいな」で終わるのか、「何だかんだいい気づきが1つでもあった」となるのか。全員に対して与えられる機会は平等なのだから、それを糧にできるかどうかは自分次第になってしまいます。
いやたしかに、そりゃ何も考えずに自分のテニスのことだけ考えるのが一番楽しいことは間違いないです。
でも、「部活」に入っている上でこなさなければいけない条件、それをどう生かすかまで考えて4年間を過ごすことが「大学体育会」に求められることなのかもしれません。
その中で、より良い活動をすることができるよう、試行錯誤することが重要なのだということ、僕にとってはそれが4年間で1番の学びです。
昨日読んだ暗殺教室で殺せんせーが言っていました。
「君たちはこの先の人生で強大な社会の流れに邪魔をされて望んだ結果が出せない事が必ずあります。
その時、社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません。
それは率直に言って時間の無駄です。
そういう時は、世の中はこんなもんだと悔しい気持ちをなんとかやり過ごして下さい。
やり過ごしたあとで考えるのです。
社会の激流が自分を翻弄するならば、その中で自分はどうやって泳いでいくべきかを・・・」
(最終巻読みながらブックオフで泣きかけました)
どうして僕がこうして総会のブログを書いているのかというと、何故だかわからないうちに「内務」という部活の行事のまとめ役みたいな仕事についていたからです。
1年の秋に内務補佐になってから、実に丸3年ほど部活行事の運営に関わってきました。
最初は先輩方に教えてもらいながら(基本的に足を引っ張りつつ)、最後は後輩と協力しながら(やっぱり足を引っ張りながら)、ここまで仕事をやり切ることができました。
率直に、非常に至らない点が多かったと思います。
自分で言うのもあれですが僕は我儘かつ協調性がないので、そもそもこの仕事を「やらされている」という不満のもと、永遠に文句を言い続けていました。
バイト代も出ないし、話し合いで役職が決まったわけでもないし、仕事はほんとに面倒だし、行事が終わったらすぐ次の行事の準備だし、、、
テニスだけやらせろ!!!!!!!!
と、めちゃくちゃずっと思っています。
別に今でも思ってます。
総会が終わって、最初の感想は「やっと解放された!!!!!!!」でした。
それでも、ここまで部活の仕事をしてきた中で、それに向かう意識は確実に変わりました。
嫌々やってること自体はあまり変わらないですが、1つひとつの仕事をより有意義なものにしようと考えながら取り組むことができるようになりました。
別に、仕事をしなければいけないことそのものに納得したわけではありません。
そうではなく、仕事を任せてられている現状を冷静に受け止め、その状況は何をしようとも変わらないのだから、その与えられた課題の中でいかに自分が納得できる動きをするかを考えるようになりました。
と、漠然と感じていたのですが、たまたま読み直した暗殺教室で、殺せんせーの放ったセリフがその漠然とした感覚を自分の中に落とし込んでくれました。
改めて読むといい漫画だわ。
漫画や小説というのは非常に素晴らしいですね。
それ自体から学びを得るというよりも、自分が日常生活で無意識的に獲得した学びを、自分自身に気づかせることができる装置としてとても良い媒体であることがわかりました。
国語の授業づくりに生かすことができそうです。
なんだか総会の話からはズレてしまいましたが、つまり前期総会(を含めたこれまでの行事)は僕にとっては意味のあるものでしたし、それは部活動で得た学びの大きな一部を占めています。
テニスだけが上手くなる場、部活動はそれだけでも非常に意味のある環境ですが、そこに+αの何かを見つけることができる可能性を秘めているのが大学の「部活動」という場です。
(読んでくれてるといいな)
高校生の皆さん、部活動は楽しいです。
同時にとても大変です。
それでも自分なりの「何か」を得ることができる場所、それが東京学芸大学硬式庭球部です。
部員の入部動機も様々ですし、テニスのレベルだってかなり差があります。
それをどう生かすことができるか、花の大学生活の中で部活動に入る意味を考えたうえで、入部を考えてもらえるととても嬉しいです。
学芸大に入学する人は、結局真面目な人が大半だと思います。
将来教員になろう、あるいは教育に携わる仕事をしたいと思ったときに、「部活」でしか得られない特別な「武器」は必ずあるでしょう。
それを見つけ、日々磨いていくこと、その積み重ねは死ぬほど地味で大変なことだけれど、学芸大に入ったみんななら乗り越えられることだと思います。
僕たち4年はもうすぐ引退してしまいますが、未来の学芸大テニス部のみんなにこのブログが少しでも響けばなと思います。
おい4年、最近イライラしててすまないな。
なんかブログ書いてて冷静になったから態度改めます。
何だかんだここまで一緒にやってきた仲間だから、最後まで楽しく、引退してからも仲良くしたいです。
のでこれからもよろしく。
それでは今週はこの辺で失礼します。
(結局火曜日投稿☺️)
4年 齊俊次