○3月号はこちらからどうぞ!

皆様、こんにちは。

4月を迎えまして、東京学芸大学にも多くの新入生が入ってきました。
桜について、前号は上手くタイミングが合いませんでしたが、天気・開花ともにばっちりな状況で入学式を迎えることが出来ました!

IMAG0838

幸先の良いスタートを切れた新入生たちは、キャンパスに活気をもたらしてくれます。
春のうららかな日に、フレッシュな新入生たち…。
僕の方も、無事に修士課程の方に進学いたしまして、研究活動に邁進する日々を過ごしております。

 


さて、今月号はどのようなことを書こうかと、思いながら本日(4/29)も大学に向かっていると…

IMAG0880

9時には既に、女子部の部員たちが自主練習をしていました。
水曜日ということで昼からも練習がありますが、朝から一生懸命練習している姿を見て、なんというか、とても元気をもらいました!

もし一年生でブログを見ている方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にテニスコートまで!女子部員大募集中とのことです!(写真は学内に設置されている看板です。)

IMAG0872

さて、男子部の方はといいますと…
4月にして多くの一年生が出入りしております!本日の合練にも5名の一年生が参加してくれているようです。入部はいつになるのでしょうか。
近年の傾向ですと、大学の生活が落ち着く5月半ばが入部のタイミングとして通常のようです。一年生の入部が待ち遠しいですね。

写真は本日の合練の様子です!

僕が現役の頃には、6~7人で活動することもよくあったので、多くの部員で活動出来ていることを思うと、嬉しいものです。

1430318179163 1430318176292

 

写真左・トレーニング風景 写真右・練習後のストレッチ

IMAG0884 IMAG0888

最近は天気にもめぐまれており、春のぽかぽか陽気で爽やかにテニスが出来そうです!

OB・OGの皆様、お時間ございましたら是非テニスコートまでお越しください。

○活動予定はこちらから

 


今月号でお伝えする内容はこちらです。

対談 「主将の考える”部活” ――中山尋斗×安松拓真」

IMAG0901

4月を迎えるということは同時に、新代に入ってから半年が経過したということになります。
このブログをご覧の皆様も、よく御存じであろう、主将を務めている、中山尋斗

(写真はOBの鈴木さんが撮ってくださったものですので、実物よりも3割増しの中山です)
Nakayama-fin

最後のリーグに向け、ますます気合が入っているであろう中山主将に、現在の部活に対して抱いている想いを聞いてきました!
対談とは名ばかりで、実質僕はインタビュアーに回っておりますので、是非最後までお読みください。

※以下、中山を「中」書き手安松を「安」としています。
※会話の内容は、安松が書き手として再構成したものです。そのため、中山の意図とずれのある表現になっている可能性もあります。ご了承ください。

 


 

安:と、いうわけで、突然ながら、今日は部活について話してほしいと思って、練習後にファミレスまで呼び出しました。急なお願いでごめんね。
中:いえいえ、大丈夫です。でもなんか…緊張しますね。
安:カメラ向ける度に変な顔するのだけはやめて。(笑)
中:口角が上がってしまいます。

IMAG0894

安:…(笑) なんというか、リーグの目標が昇格にあるってことは、もう聞くまでもないと思うんだよね。今日は、もう少しその、突っ込んだ話というか。中山が、どんなことを考えていて、チームをどういう風に見ているかっていうことを、伝えていきたいなと。
中:わかりました。自分が上手く話せるか分かりませんが、何でもお聞きください!

 

安:じゃあ、早速だけど。答えやすそうなところからいこうか。
先日のオール学芸について、主将としてはどういう風に捉えてる?
中:8ゲームということもあって、また今年は京都・愛知と殆ど競る事もなかった分、経験としては例年より少なかったかもしれません。大阪教育大学戦も、結果としては4-5ということで、満足行く結果ではないです。
ただ、プラスに捉えたいのは、勝つべき選手がしっかりと勝てたということですかね。自分のダブルスで勝てなかったことと、小村のシングルスは勝ちたかったですけど。
安:なるほど。確かに、勝つべき試合で変に意識して、硬くなってしまう傾向が今まであったもんね。
オール学芸が終わってから、チームとしてはどんな変化があったかな。
中:それこそ、あの試合で近藤は悔しさの残る試合をしていて…。大阪教育大のOBさんに反省をもらいに行ったら、「普段振り回ししてへんのとちゃうの、腰高すぎやで」と言われたことが強く印象に残ったみたいです。
オール学芸後の練習は、振り回しに積極的に取り組んで、「今腰浮いていないよね?」と周りに常に見てもらっていました。
安:先日の春関予選では、近藤は初めてシングルスで二次予選に進んだとか。成果が出たのかな。
中:本人も自信がついたみたいで、良かったです。4年の同期として、4人とも最後まで頑張り抜きたいですね。

IMAG0890

 

安:なんというか、昔の中山を知っていると、こんなに順序立ててすらすら喋っていることに、感動すら覚えるね…。(笑) これ、殆どそのまま書けるよ。
中:安松さんにはかないませんよ。(笑)
でも、確かに主将をやってから、人前で話しても緊張しなくなりましたかね。…少しは。
安:部活やってると、テニスだけでなくて、成長出来ることは沢山あるよね。
中:そうですね。大学の部活外の知り合いで、目上の人に気が遣えない人の多さには、やっぱり少し驚きます。上下関係、マナーなんてのは、当たり前に出来ることだと思うんですけど。
安:宣伝色の濃い会話になってしまった。(笑)
部活では常識なんだけどね。時代遅れなのかな。
中:自分は高校までは野球少年でしたので、それもあるのかもしれませんね。

 

安:そうか、思えば高校までは野球部でずっとやってて、大学から急にテニスに転向したんだったね、中山は。あれから丸三年も経つのか。もうすっかり初心者じゃなくなったね。
野球部時代は、けっこうな強豪校で、壮絶なレギュラー争いを勝ち抜いて出場していたとか。
中:一応県ベスト16…8でしたかね?やっぱり、あの時の経験が今もすごく自分の根底になっているといいますか。
やっぱり高校時代は、結果こそ甲子園には出ていませんが、自分が持っていることの中で、やれることは全てやったと思うんです。やり切っていました。
これはテニスも一緒だと思います。やっぱり、ダブルフォルトなんかは、すごく後悔するポイントになると思うんです。だから、自分の中では、後悔するポイントを無くしたい、と思いながら練習に向かっているところはあります。
安:なるほど。
中:だから、今年のリーグは、やれることは全てやるという、挑戦者の気持ちをもって臨もうと思っています。勝たなきゃいけない、と思えば思うほど、硬くなって、後悔するポイントが増えている。
やり切ることが一番大事だと思うんです。ある意味では、仮に負けたとしても、見ている誰もが、負けた本人までもが、納得できる負けなら、それでもよいというか…。
あ、いえ、勿論、結果にこだわることは大前提ですよ!こんなこと言っちゃ駄目ですよね。
安:言いたいことは分かるような気がする。ただ、負けたからドンマイ!みたいなのとは違うんだよね。
中:そうですそうです。負けた選手に、「なんで負けたんだよ!」なんて責めるのは違うと思います。戦った選手の健闘をたたえるのがあるべき姿だと思いますし、うまく言葉に出来ないんですけど…。
その先に、昇格という目標がある気がしています。
安:賛否両論ある気もしなくはないけど、それは主将のポリシーとして、大事にして欲しいと、個人的には思うよ。もちろん、チームが昇格という目標に向かって頑張るのは大切だけど、主将がそういう個人的な理想を持っていることは、チームにとって強みになると思う。

IMAG0897

 

安:少し、話を変えようか。さっきは近藤についての話があったけど、4月に入ってからのチームの変化として、何か感じるところはある?一年生も多く来ているみたいだけど。
中:かなり変化を感じます!今年の一年生は、テニスが上手な子も多くて、特に三年生がかなり活気づいていますね。このままでは後輩に負けてしまうかもしれない、という危機感がみられます。
安:確かに、三年生は良い意味のピリピリ感があるね。最近はランク変動も激しいみたいだし。
中:先日、三年生の斉藤と鈴木謙が、コートで言い争いをしていたんです。
喧嘩などではなく、それぞれ部活に対する意見のぶつけ合いをしていたようで。その内容までは知らないのですが。
安:それは珍しい。昔と違って、今の現役は良い子たちが多いから、久しくそういう光景は目にしていないね。
中:はい。みんな、思っていることがあっても、和を大事にする雰囲気はありますね。
だからこそ、その二人が本気で意見をぶつけ合っていたのが、嬉しくもありました。
やっぱり、良いチームというのは、それぞれ自分の意見を曲げず、なおかつぶつけ合える環境だと思うんですよね。
和があるのは良いことですけど、チームを考えての衝突は大事だと思います。

IMAG0895

 

安:なかなか突っ込んだ話が聞けて良かった。
それでは、最後に、夏に向けて、チームがどういう風に変わるといいか、聞かせてもらおうかな。
国公立大会と、重なっての四年生の教育実習。まさに変わりつつある三年生にとって、重要な時期だと思うのでね。
中:そうですね。やっぱり、四年生がいないときの時間を、大切にして欲しいと思います。
それで、自分達が帰ってくるときには、もっともっと部内でのレギュラー争いが活発になっているといいですね!
たとえば武とか、今は下の方のランクですけど、練習は積んできているので、良いものは持っているんです。ちょうど節目になりますし、夏までにレギュラー争いにどんどん割り込んできてほしいですね。
安:チーム運営の面でも、三年生が中心になる時期で、大事な時期だね。
勿論中山たちも、将来に繋がることなので、教育実習の方もがんばって!
中:はい!
安:現役の昇格に向けて、OBとしてこれからもサポートしていきます。夏に向けて、お互い頑張ろう。今日はありがとう。
中:ありがとうございました。

 


以上、対談となります。
中山尋斗、硬式庭球部主将。伝統も大事にしながら、主将としての理想を貫いてほしいと思います。

・・・対談の後に、加えるべき言葉もありませんね。
今月号は、以上となります。

改めまして、どのような記事を書いてほしい!こんな情報が欲しい!というご意見がありましたが、是非是非、下のコメント欄に書き込んで頂けると助かります。

それでは、また来月号でお会いしましょう!

OB1年目
安松拓真

 

 

 

~余談~

中山くんは、カプチーノを生まれて初めて飲んだようで、ミルクの泡を不思議そうに飲んでいました。感想は、「甘くないんですね!」とのことでした。

対談のうち、一箇所、少しだけ虚偽の内容を含んでいます。一番最後の、国公立のあたりです。事情を知っている方はお察しください。話がややこしくなるので脚色しちゃいました。